手術支援ロボ「ヒノトリ」、消化器外科と婦人科で保険適用 手術は昨年11月から

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【神戸経済ニュース】シスメックス(6869)と川崎重工業(7012)が折半出資する手術支援ロボットのメディカロイド(神戸市中央区)は30日、手術支援ロボット「hinotori(ヒノトリ)」(写真=資料)について2022年12月1日に消化器外科と婦人科で保険適用になったと発表した。昨年10月11日に厚生労働省は消化器外科と婦人科の領域で適応を承認していたが、両領域で保険を適用した手術ができるようになった。

 23日には鹿児島大が、昨年12月2日に世界初のヒノトリを使った婦人科手術を実施したと発表した。メディカロイドは鹿児島大の小林裕明産婦人科教授に、婦人科でヒノトリを使った手術を安全に普及させるための指導者役を依頼。共同研究の一環として鹿児島大病院(鹿児島市)にヒノトリを導入した経緯があった。神戸大でも同日、初の婦人科領域での手術である子宮体がん手術を実施したと発表していた。

 消化器外科では、昨年11月2日にはヒノトリで初の胃がん切除手術を藤田医科大病院(愛知県豊明市)で、同8日にはヒノトリ初の大腸がん手術を札幌医科大学附属病院(札幌市中央区)で実施していた。

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