神戸市「海の課題解決」に東京大など5者採用 海洋産業振興で初の取り組み

20211123神戸市海プロジェクト

【神戸経済ニュース】神戸市は、新たな産業として海洋産業を育成する一環で実施する「海の課題解決に向けた実証事業実施業務(海プロジェクト)」について東京大など5者を採用すると発表した。神戸市は8月16日までに海に関する課題を募集。9月に課題リストを公表し、14件の課題について解決に向けたアイデアをもつ会社・団体を募集したところ14社・団体からの応募があった。有識者を交えた選定委員会を開いて審査して、採用の5者を決めた。

 神戸市が募集のうえ提示した「課題」は、海洋構造物の調査・点検の効率化や、漁場としての沖の状況把握、のり養殖の食害対策としてチヌ(クロダイ)の生態把握、海洋ロボットや潜水士のテスト環境整備といった幅広い分野にわたった。これに対して1社で複数の提案もあり、15件の解決方法に関する提案があった。ジャパックス、FullDepth、東京大学の3者とは事業委託契約を結ぶ。神戸市の内部機関である神戸市立工業高等専門学校とは共同研究する。神戸市が場所を提供して、自ら費用負担する「いであ」とは委託契約を結ばない。

 課題募集と実証実験の委託は、神戸市の海洋産業振興として初の取り組みだ。神戸市は新たに同市内に根付かせる産業として、海洋産業の振興を2018年に始めた。英アバディーン市との人材交流や、静岡市・横浜市と3市共同で水中ドローンを使うビジネスコンテストを開いた経緯もある。今回の課題募集や、解決のための募集については「いずれも想定以上に集まった」(企画調整局エネルギー政策課)といい、徐々に海洋産業の振興事業の幅を広げている。

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