神戸市、総額73億円の11月補正予算案 3回目接種など・一般会計9000億円に
- 2021/11/23
- 00:45

【神戸経済ニュース】神戸市は22日、新型コロナウイルス対策を目的とした総額73億5400万円の2021年度11月補正予算案を発表した。新型コロナウイルスのワクチン3回目接種のための65億5000万円を計上することなどが柱だ。同日に発送を開始した3回目接種のための接種券や、接種会場の確保・運営などに向けた予算を確保する。このほかPCR検査や変異株の検出に向けたゲノム検査体制の強化や、後遺症の電話相談窓口の開設、保健所での患者データ管理アプリの導入などの予算も計上する。
補正予算の財源は国庫支出金が73億3600万円とほぼ全額。ワクチン接種に向けては「ワクチン接種体制確保事業補助金」を適用する。このほか新型コロナウイルス感染症対策地方創生臨時交付金が3億9200万円。兵庫県を経由した新型コロナウイルス感染症緊急包括支援交付金が800万円、民間からの寄付金1000万円も活用する。補正後の一般会計予算は総額でちょうど9000億円になる。
加えて2022年度以降、継続的に事業を進めるための債務負担行為の補正も計上した。認知症神戸モデルや指定管理者の継続的な予算確保。中学校での温かい給食の提供に向けた給食センター建設の準備のために、アドバイザー費用などを「PFIアドバイザリー業務」として4000万円を確保する。
今回の補正予算案は29日に開く神戸市議会本会議に議案として提出。12月6日の本会議で議決して、可決成立する見通しだ。
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