1500円で3つの特典どれにする? 「海岸線寄りまちパス」MaaSアプリ実証実験
- 2021/11/24
- 01:48
【神戸経済ニュース】神戸市は次世代移動サービス「MaaS(マース)」のアプリ「Horai」を活用して、1500円を払うと神戸市営地下鉄の沿線店舗3カ所などで限定の特典サービスを受けられる「海岸線寄りまちパス」の実証実験を今月始めた。「Horai」は同アプリを運営する2018年7月設立のスタートアップ企業「scheme verge」(東京都文京区)が提供。神戸市とスタートアップ企業が共同で行政課題に取り組む「Urban Innovation Kobe(アーバンイノベーション神戸)」の一環として実施する。(図はイメージ=scheme verge提供)
スマートフォン向けアプリ「Horai」を通じて、1500円で特典と交換できる電子チケットの3枚セットを購入する。電子チケットは、神戸市交通局が提供する特典サービスは「海岸線1日乗車券」とも交換できる。チケット1枚あたりの価格500円とあって、通常は830円の1日乗車券を割安に購入できる計算だ。沿線にあるノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で試合観戦の前後などに、使いやすいよう設定した。
実証実験は今月5日から開催中で、2022年3月31日までを予定する。サービスを提供する店舗は神戸市交通局のほか、駄菓子の「淡路屋」、チーズケーキの「パティスリー歩く鳥」、パン店の「ブーランジェリーサナガワ」など合計12事業者だ。実施期間中に店舗数は増えるか、入れ替わる可能性があるという。公式ホームページに特典を提供する店舗と、特典の内容を掲載した。
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