アシックス、今期営業益115億〜135億円に上方修正 ランニングシューズ伸び

20210513アシックス決算修正

 アシックス(7936)は13日、2021年12月期の連結営業損益が115億〜135億円の黒字(前期は39億円の赤字)になりそうだと発表した。従来予想である70〜100億円の黒字から上方修正し、黒字幅が拡大する見通しになった。1〜3月に北米、欧州、中華圏、オセアニア地域で収益が想定を上回る好調な業績だったのを受けて通期予想を見直した。いずれの地域もランニングシューズの販売が大きく伸びたのが寄与したという。売上高は3850億〜3950億円(前期比17〜20%増)を見込む。従来予想は3700億〜3850億円だった。

 純利益は20億〜35億円(前期は161億円の赤字)の見通しを据え置いた。東京五輪・パラリンピックは開催の可否や方法などが現時点で決まっておらず、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐる情勢は依然として不透明要因が多い。このため特別損失を計上する可能性も残るとして修正を見送った。

 電話会議システムを通じて記者会見した広田康人社長は、予想に持たせた上下幅に「東京五輪・パラリンピックを巡り、あらゆる状況が想定してある」と強調。仮に東京五輪が中止になったとしても、上下幅の中に数字がおさまると説明した。そのうえで東京五輪・パラリンピックの詳しい開催方法が定まれば、数字を絞って発表する方針を改めて表明した。当初は5月ごろには開催の詳細が決まると見込んでいたが、まだ決まっていないため引き続き幅を持たせた予想とした。

 同時に発表した21年1〜3月期の連結決算は、最終損益が104億円の黒字(前年同期は2億4300万円の赤字)になった。通期予想の上限をすでに上回った。1〜3月の販売は、欧州や中国では新型コロナ拡大前である2019年の同期間との比較でも上回った。ランニングシューズで主力のGEL-KAYANO(ゲルカヤノ)やGEL-NYMBUS(ゲルニンバス)が好調。売上高は前年同期比25%増の1065億円、営業損益は146億円の黒字(前年同期は8億8200万円の赤字)だった。

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