広田アシックス社長、東京五輪グッズ「好調に推移」 無観客でも健闘

20190802広田アシックス社長

 スポーツ用品大手で東京五輪・パラリンピックの上位スポンサー「ゴールドパートナー」であるアシックス(7936)の広田康人社長(写真=資料)は13日、テレビ会議システムを通じて2021年1〜6月期決算について記者会見した。多くの会場では無観客で開催した東京五輪の応援グッズについては、記者の質問に「現在も販売が続いており、好調に推移している」と述べた。会場での販売はほとんどできなかったが「コンビニエンスストア、スポーツ販売店、イーコマース(ネット通販)を通じて販売が続いている」と健闘している現状を説明した。

 応援グッズの売上高について広田社長は、「(24日に開幕する)パラリンピックもあるので現時点で状況を話すのは難しい」と述べた。新型コロナウイルスの感染拡大前に想定した販売額の200億円には届かないようだが、競技会場でほぼ販売できず、特に海外からの観戦客による需要がゼロという中にあっても、それなりに「好調」だという。最も売れているのは、朝日をイメージした赤「サンライズレッド」のTシャツ。白のTシャツやマスクも好評で、日本選手団が付けていたマスクの同型品は売り切れた。

 東京五輪は成功だったか、との質問には「開催前にさまざまな意見があったことを承知している」と断ったうえで、「無観客であったが非常に大きな盛り上がりを見せた」と評価した。さらに「われわれにとってオリンピックは大切な機会になった」という。「アシックスとしては日本選手をはじめ、アシックスのウエアを着ていただいたオーストラリアの選手や、イタリアの陸上選手らの活躍もあって、アシックスのブランドを世界中に発信することができたと考えている」と成果を強調していた。

 1〜6月期の収益の支えになったランニングシューズの好調については「価格別、機能別のフルラインナップを整えた結果であり、オリンピックとの直接の関係はないと思う」との見方を示した。だが「トップアスリートが着用する『スピード系』については、これまで競合他社に負けていた」と改めて指摘。今春発売したスピード系シューズ「メタスピード」を、男女ともトライアスロンの金メダリストが着用していたことなどで「競合他社に追いつくところまで来た」と話し、東京五輪を通じた発信効果を重ねて強調した。

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