石原ケミの4〜9月期、純利益2.2倍 パソコン・5G関連で需要堅調

20211028石原ケミカル

【神戸経済ニュース】ハンダめっき液大手の石原ケミカル(4462)が28日に発表した2021年4〜9月期の連結決算は、純利益が前年同期比2.2倍の11億円だった。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとしたパソコンやゲーム機の需要が増加したことや、高速通信規格「5G」の基地局増設によるサーバーの増加を背景に、同社の金属表面処理剤への需要が継続。増収効果で利益も伸びた。中間配当も予定通り25円を実施する。

 売上高は18%増の96億円、営業利益は2.2倍の13億円だった。事業分野(セグメント)別の売上高は「金属表面処理剤および機器等」が33%増の54億円、「電子材料」が31%増の3億7200万円。エアコン洗浄剤など「自動車用化学製品等」が9%増の16億円、鉄鋼向けなど「工業薬品」は5%増の21億円になった。

 22年3月機の連結業績予想は据え置き。純利益は前期比26%増の19億円と過去最高を見込む。同社は9月15日に今期の業績予想を上方修正しており、この日に発表した予想を維持した。期末配当は従来予定である12円50銭の方針を維持した。同社株は10月1日付で普通株式1株を2株に分割する株式分割を実施していた。

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