石原ケミ、上場来初の株式分割を実施 流動性向上で投資家層拡大ねらう

 東証1部上場でハンダめっき液大手の石原ケミカル(4462)は18日、9月30日の1株を2株に分割する株式分割を実施すると発表した。同社が株式分割するのは、1992年11月に大阪証券取引所の第2部特別指定銘柄(新2部銘柄)として株式を公開して以来、初めて。市場で流通する株数を増やして株式の流動性を高め、投資家層の拡大をねらう。かねて投資家などから「流動性向上について要望が寄せられていた」(投資家向け広報の担当者)という。

 流動性とは、市場での取引のしやすさ。発行済み株式の少ない銘柄など、市場で流通する株券が少ないと売買は閑散としがちで、その銘柄の株式を投資家が売買すれば株価が急に釣り上がったり、逆に落ち込んだりといった乱高下につながる。常に株式の流通がある銘柄だと、そうした価格変動を避けることができ、まとまった株式を売買する機関投資家なども参入しやすくなる。石原ケミは株式分割で市場に流通する株数を増やし、流動性を高める考えだ。

 株式分割に伴い1株あたりの配当額が変更になることも発表した。分割後に配当金を受け取る権利が確定する22年3月期末の配当金は11円50銭と、従来の23円から半額になる。ただ、株式分割で2株になる現在の1株を持ち続けていれば、配当額は従来予定と変わらない計算だ。

 株主優待についても、従来は100株以上〜500株未満を保有する株主にクオカード1000円分を配布する計画を示していたが、株式分割を受けて200株以上〜1000株未満に改める。期末時点で1000株以上〜2000株未満の株主には3000円相当のグルメギフト(従来計画は500株以上〜1000株未満)、2000株以上の株主には1万円相当のグルメギフトを配布する(従来計画では1000株以上)とした。10月1日以降に100株のみを保有する株主は、株主優待の対象にはならない。

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