フェリシモの3〜8月期、純利益23%増 客数・客単価とも伸び

20211005フェリシモ決算

【神戸経済ニュース】カタログ通販大手のフェリシモ(3396)が5日発表した2021年3〜8月期の連結決算は、純利益が前年同期比23%増の9億3500万円だった。顧客の新規獲得が進み顧客数が想定を上回って推移したうえ、顧客単価も想定を上回った。出荷件数の増加による販売費の増加や、新本社落成による減価償却費の増加も吸収して増益を確保した。

 売上高は4%増の168億円、営業利益は1%増の9億3000万円だった。ロングセラーの「ヨガ気分ブラ」などインナーブランド「フラフィール」の販売が大幅に増加。主要なブランドが総じて堅調だったほか、カタログやネット通販などフェリシモの事業基盤を活用して他社の商品を販売する「フェリシモパートナーズ」事業も大幅に伸びた。

 22年3月期の連結純利益は40%減の7億7600万円を見込む。減価償却費の増加が響く。同社は9月29日に22年3月期の連結業績予想を上方修正していた。

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