フェリシモ、初のワイン醸造を新本社で開始 赤白2種が9月に完成へ

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 カタログ通販大手のフェリシモ(3396)は神戸市中央区新港町の新本社内で、同社としては初めてワインの醸造を始めた。醸造した年に飲み切る「ヌーボー」タイプのワインで赤と白の2種を製造。750ミリリットル瓶換算で合計2000本強のワインが、9月下旬には完成する予定だ。今秋には同社のチョコレートミュージアムのほか、隣接する水族館などの複合施設「神戸ポートミュージアム」も開業する。旧港湾部の再開発でできる新しい街の誕生を、新しいワインで祝うことになりそうだ。

 フェリシモは新本社内にワイン醸造所「fwinery(エフワイナリー)」を開設。6月17日に神戸税務署から果実酒製造免許を取得し、同22日にワインの醸造を開始した。醸造タンクはスロベニア製のステンレスタンク7器(写真=フェリシモ提供)と、樹脂タンク2器の合計9器を備え、年間最大3万本の生産能力がある。第1弾はタンク2器を使い、赤ワインは井筒ワイン(長野県塩尻市)からブドウを購入、白ワインはオーストラリアからブドウ果汁を輸入し、ワインの仕込みを始めた。

 今秋には同社のチョコレートミュージアムや、レストランと前後して、ガラス越しに醸造の様子を見ながらワインとオードブルを楽しめる「テイスティング&バーエリア」を開設。今回、新たに醸造を始めたワインも味わえそうだ。同醸造所では今後、「ユニークなワインを研究する都市型小規模ワイナリー」を基本方針に、多様なワイン作りをめざす。新たなワイン文化の発信に向けて、ワイン作りを共に研究する個人や企業のパートナーも募集したい考えだ。

 これまでも同社はワインの輸入や通信販売を手がけてきたが、新本社の開設を機に経営理念である「最大級で最上級のしあわせ」を表現できる商品としてワインの製造を決めた。ワイン醸造所の開設や醸造技術をめぐっては、東京都江東区で「深川ワイナリー」を運営し、元フェリシモ社員の中本徹氏が率いるスイミージャパン(東京都江東区)の協力を得た。

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