ワールド、9月の既存店売上高が15.9%減 4〜9月では7.5%増

【神戸経済ニュース】アパレル大手のワールド(3612)が5日発表した9月の月次動向は、国内既存店舗の小売り売上高が前年同月の15.9%減だった。中旬までは新型コロナウイルスの感染拡大を受けたベトナムのロックダウン(都市封鎖)が影響して納期の遅れも散見されたが、月末にかけては徐々に盛り返した。新型コロナの影響がない2019年9月との比較は40.3%減。19年9月の消費税率引き上げに伴う駆け込み需要のインパクトは3.6ポイントと推定しており、実態としては8月に比べ販売が上向いてきたとみている。

 ブランド別では、都市立地で集客に苦しんだ「ラグタグ」や、セレクトショップ「ドレステリア」などの売上高が伸びた。9月上旬にはカットソーやシャツ、パンツなどが売れ筋だったが、下旬にはニットやカーディガンの動きも出てきたという。ネット通販でも秋物へのシフトをブランド横断で推進。ネット通販の売上高の前々年に対する伸び率は16.8%増と引き続き増勢基調だった。構造改革に伴う終息影響を除いた存続ブランドでは14.9%増になった。

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