中学校「神戸モデル標準服」、企業向けにサウンディング型市場調査 価格設定も

20210727中学モデル標準服

 神戸市教育委員会は10日、神戸市立の中学校に通う生徒が着用する各校共通の標準服(制服)である「神戸モデル標準服」の導入に向けて、素材や価格設定、販売方法などを聞くサウンディング(聞き取り)型市場調査を実施すると発表した。衣料品・アパレルのメーカー各社に、神戸モデル標準服の製造・販売に参入する意思があるかを見極めるのと同時に、参入する際の条件などを調査。最終的な制服の仕様や価格、販売方法を定める際の参考にする。

 中学校の制服・標準服は学校ごとにデザインや素材などが異なるため、学校ごとに価格差があるのが現状だ。加えて少子化のため以前に比べると、制服の価格が割高になりやすい。神戸モデル標準服の導入は、保護者の経済的負担を軽減するのも大きな目的の1つとあって、今回の調査で標準服の価格がどの程度になるのか見当をつけたい考えだ。

 10日に実施要領を公表。企業からの質問は22日まで受け付け、27日までに市教委の回答を予定する。サウンディングの申込期限は30日までとし、参入の意思がある企業が意見や提案を述べるサウンディングを10月5〜19日に実施する。市教委は10月下旬までに今回の調査結果を公表する。

 神戸モデル標準服をめぐっては、6月に実施したアンケートでベースになるデザインを決めていた(写真=神戸市提供)。年内にも最終的な仕様などを決め、23年春から実際に中学校で採用できるようにする方針だ。

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