神戸ワイン、ブドウのよさ生かす「皮醸し」「無濾過」限定発売 神戸みのりの公社

20201218皮醸し無濾過

 神戸ワインを製造販売する神戸市の外郭団体「神戸みのりの公社」(神戸市西区)は、赤ワインの製法を取り入れた白ワイン「皮醸し」(かわかもし=写真右)と、無濾(ろ)過で非加熱のワイン「無濾過」(写真左)の2銘柄を21日に発売する。神戸ワインの醸造所である神戸ワイナリー(神戸市西区)のワインショップと、公式ネット通販だけの限定販売だ。いずれも神戸ワインとして製造販売するのは初めて。今年は特に白ブドウのできがよかったため、これまでにない味わいのワイン造りに挑戦したのが新製品の発売につながった。

 「皮醸し」は白ブドウの2品種、シャルドネとリースリングを使用。一般に白ワインは皮やたねを取り除き、果汁だけを発酵させる。だが皮醸しは赤ワインのようにブドウを丸ごと砕いて発酵させる「かもし発酵」の工程を採用した。このため皮と種が持つ複雑な味わいを取り入れることができた。白ワインでありながら、スパイシーな料理や、肉料理に合う、深みのある味になった。アルコール分は12度、720ミリリットルで税別2400円。

 「無濾過」はシャルドネを醸造。通常はビン詰めの前に実施する工程「ろ過」を省略した。にごりを残すことで、味の厚みや奥深さが生かされる。加熱処理をしていないこともあり、ブドウの香りが芳醇である一方で、辛口で刺激的な味わいになった。ワインまつりの際に販売して毎回好評だが、酒税法上、神戸ワイナリーから持ち出し厳禁の「ホイリゲ」の風味も残したワイン。アルコール分は12度、750ミリリットルで税別2400円だ。
 
 2020年の7月は雨が続いてブドウの生育が心配されたが、8月は1日も雨が降らず、酸味も凝縮感も申し分のないブドウになった。加えて足元では神戸ワインへの関心の高まりもあり、公式ネット通販のサイトでは複数の銘柄を同時に注文する個人客が増えている。このため良質のブドウを生かして、品ぞろえを強化するのを目的に、新たな製法を取り入れたワインの製造に取り組んだ。

 「皮醸し」は限定300本、「無濾過」は限定500本の販売予定だ。公式ネット通販「神戸ワインオンラインショップ」では事前予約の受け付けを開始した。(写真は神戸みのりの公社提供)

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