フェリシモ、1月18日に新本社開業 秋にはミュージアムやワイナリーも
- 2020/12/18
- 20:08
通販大手のフェリシモは18日、同日の取締役会で、建設中の新本社に2021年1月18日付で移転することを決議したと発表した。新本社の場所は以前、港湾施設があった再開発地区で、新港第1突堤の基部(付け根、神戸市中央区新港町)にあたる。建物は1月5日に引き渡しの予定。1階にホール、2階にミュージアムやスタジオを備える8階建ての高層棟と、南側に伸びる2階建て低層棟で構成する(完成予想図=神戸市景観デザイン協議の資料より)。本社移転は21年2月期の業績予想には織り込み済み。現在の本店所在地も神戸市中央区のため、定款変更は必要ない。
新本社は「ステージフェリシモ」と名付けた。優秀な人材や魅力的なクリエイターが集まり、新たな価値、事業や商品を生み出す拠点と位置づける。再開発によって新たな市街地が生み出される、将来へ向けての広がりを持つ地域への立地とあって、本社移転を機に創造的で持続的な事業基盤の強化したい考えだ。各拠点から新本社への移転は17日までに終え、週明け18日から新本社での営業を開始する計画という。それまでに関係者だけの少人数で竣工式(完成式典)を終える予定としている。
21年10月ごろに「フェリシモチョコレートミュージアム」を、高層棟の2階に開設する。主な収蔵品は古今東西の「チョコレートパッケージ」だ。チョコレートやカカオをテーマにした企画展示も予定する。10月には低層棟で「ワイナリー」と「レストラン」をオープンする計画もあるという。21年秋には、同じく新港第1突堤の基部に「神戸ポートミュージアム」も開業する。旧居留地の南側に新たな人の流れが生み出されることになりそうだ。
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