北神区役所とエコール・リラが連携協定 地域活動など活性化へ
- 2020/07/18
- 01:37
神戸市北区の北神区役所と、神戸電鉄岡場駅前の商業施設「エコール・リラ」(写真=神戸市提供)を運営する関西都市居住サービス(大阪市中央区)は17日、「北神地域の活性化と住み良いまちづくり」に関する連携協定を結んだ。地域の魅力発信や住民向けの広報活動に共同で取り組むほか、今回の連携協定をきっかけにエコール・リラがより地域活動に参加しやすくする。
エコール・リラは北神区役所に隣接。年間のべ500万人程度が利用する複合型の商業施設だ。神戸市は同施設内で、昨年4月に北神図書館を開設したほか、同7月には未就学児向けの遊び場「こべっこあそびひろば」も開設。北神地域の拠点としての役割が高まっている。エコール・リラが地域活動に乗り出すことで、より幅広い地域活動が迅速にできるようになる公算だ。
一方で、エコール・リラが地域活動に参加したり、地域活動を支援したりすることで、より地域に密着した事業も展開しやすくなる。スーパーのイオンや生活協同組合のコープこうべ、家電量販店のエディオンなどが出店し、日常的に多くの買い物客が立ち寄る施設であることから、将来的には地域住民と区役所をつなぐ役割も期待できる。地域の魅力向上で利用客増にもつなげる。
関西都市居住サービスは、全株式を新都市ライフホールディングス(東京都新宿区)が保有。新都市ライフ社は独立行政法人の都市再生機構(UR都市機構)グループの持ち株会社で、同機構のほか自治体や金融機関、電力会社など公益事業会社が出資している。傘下の事業会社で商業施設の管理運営や、複合用途ビルの管理組合受託に加え、地域コミュニティ形成事業も各地で展開する。
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