神戸市・NTT西日本など、高齢者の健康管理に「eスポーツ」活用で実証実験

20200718eスポーツ記者会見

 神戸市とNTT西日本、プロ・アマの「eスポーツ」チーム運営のパッケージ(大阪府箕面市)の3者は17日、「eスポーツ」の普及や「eスポーツ」を活用した高齢者の健康管理に関する実証実験などについて連携協定を結んだと発表した。神戸市によると、行政が「eスポーツ」に関する実証実験を含む連携協定を民間と結ぶのは国内で初めて。対戦型のゲームである「eスポーツ」を通じたIT機器の利用率向上や、コミュニケーションの活性化による健康維持などが可能か検証する。

 実証実験は神戸市内の老人福祉施設などで実施。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、外部との接触ができなくなっている施設の入居者と、家族らが交流する際のツールとして利用。加えて、心拍数や血圧などと同時に、ゲーム機器の操作した際のボタンを押す速さや反応など「操作ログ」を細かく記録することで、健康状態の変化が観察できるかなどを検証する。単に訓練として機器を操作するのでなく、コミュニケーションが伴うことで楽しみとしても定着させたい考えだ。

 連携協定は2年間を予定。高齢者向けに「eスポーツ」の機器操作や楽しみ方を説明するのは、パッケージが担当する。環境や機器の整備はNTT西日本が、実証実験を実施する施設の公募などは神戸市がそれぞれ担当する見通しだ。実証実験は年内にも開始し、21年度まで継続して事業化の可能性などを探る。実証実験には将棋や囲碁のゲームから投入するほか、幅広い世代に親しまれているセガの「ぷよぷよ」を活用することで高齢者が幅広い世代と交流できるようにする。

 パッケージの山口勇社長(写真左)、神戸市の長井伸晃つなぐラボ特命係長(同左から2番目)、NTT西日本の川副和宏・兵庫支店長(同3番目)が記者会見して発表した。記者会見は上新電機の店舗ジョーシン三宮1番館(神戸市中央区)に開設した「eスポーツ」専用の会場を利用した。上新電機の金谷隆平社長(写真右)も同席し、「当会場を利用してeスポーツのコミュニティを醸成し、イベント開催による観光振興などにも協力したい」と話していた。

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