(動画)久元神戸市長「使い勝手いい」 三宮で図書の自動受け取り機が30日稼働



 神戸市の久元喜造市長は29日、専用サイトで予約した図書館の本を自動的に受け取れる「予約図書自動受取機」を30日の稼働を前に視察した。自ら使ってみて「使い勝手がいい」「パネルの表示や順番も分かりやすい」などと感想を述べた。図書館外の市中で、自動受け取り機を設置するのは日本で初めてという。図書館の開館時間よりも大幅に長い、午前5時半〜午前0時に便利な都心・三宮で予約した本を受け取れる。

 久元氏は「図書館の整備は神戸市としても大事な課題だと考えていて、あわせて予約自動図書受取機といった形で、便利なシステムをこれからもいろいろと検討していきたい」という。「電子書籍は電子書籍でネット時代にふさわしいやり方で進めたいが、実際に本をひもとく習慣は大事にされる方が多いと思う」と述べた。神戸市の公共図書館には約200万冊の蔵書があり、公共図書館向けに電子化された日本語の書籍数を大きく上回る。利便性を高めることで、豊富な蓄積の活用を促す。

 一方、三宮図書館(神戸市中央区)にも比較的近い三宮・花時計駅に受け取り機を設置したことについて、神戸市立中央図書館の岡田宏二館長は利便性の高い立地に加え、「三宮図書館は都心再整備の影響でKIITO(デザイン・クリエイティブセンター神戸=神戸市中央区)に仮移転を予定していることから、その補完サービスの意味もある」と説明した。

 久元市長は「これが(三宮で)よく使われるようなら、三宮以外のみなさんが多く通ったり滞在をするような場所で、2機目も検討するかもしれない」という。1台の価格は4000万〜5000万円という。利用するには事前に神戸市立図書館への利用登録と、蔵書検索・予約サービス(K-libネット)に登録する必要がある。

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