予約した図書館の本、三宮・花時計前駅で受け取り 国内初の自動貸し出し機
- 2020/06/25
- 00:09
神戸市は24日、ネットで予約した図書館の本を神戸市営地下鉄海岸線の三宮・花時計前駅に新たに設置する「予約図書自動受取機」で受け取れるようにすると発表した。受取機の導入は愛知県安城市の図書情報館内に次いで国内2例目で、図書館を離れた公共空間では国内で初めて。図書館の開館時間よりも大幅に長い、午前5時半〜午前0時に便利な三宮で本を受け取れる。人との接触を回避した形で安全に図書の貸し出しができるとあって、新型コロナウイルス対策にもなる。受取機は30日から利用を開始する。
利用するには事前に神戸市立図書館への利用登録と、蔵書検索・予約サービス(K-libネット)に登録する必要がある。借りたい図書を予約する際、受け取り場所に「花時計駅前」、連絡方法に「メール」をそれぞれ指定。予約した後、受取機の中に本が準備できたら図書館からメールで連絡する。利用者が図書館カードを読み取り機に近づけると、予約した本が出てくる。
利用するには事前に神戸市立図書館への利用登録と、蔵書検索・予約サービス(K-libネット)に登録する必要がある。借りたい図書を予約する際、受け取り場所に「花時計駅前」、連絡方法に「メール」をそれぞれ指定。予約した後、受取機の中に本が準備できたら図書館からメールで連絡する。利用者が図書館カードを読み取り機に近づけると、予約した本が出てくる。
管理を目的に貼り付けたICタグで図書を認識する。通常の貸し出しは準備ができてから7開館日の取り置き期間があるが、受取機で受け取る場合は3日間と短く設定した。図書の収容数が1000冊とスペースが限られるためだ。図書を受け取らない場合は4日目の午前0時に、自動で予約をキャンセルする。ICタグを貼り付けていない乳幼児向け絵本や書庫資料、受取機に入らない大きな図書などは取り扱えない。
受取機は専用線で図書館と接続し、利用状況を中央図書館でリアルタイムで把握できる。1日に2回程度、図書の補充を予定しているが、実際に動き出してから最適な運用を探ることになる見通しだ。受取機はイトーキが製造。図書館とは離れた場所に設置するため、収容数を1000冊まで増やすなど神戸市向けに改修してから利用を開始する。このため受取機の価格は4000万〜5000万円が見込まれている。図書の返却に使う「返却ポスト」も受取機の隣に新設する。
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