ATAOが急伸、10%超上昇 新型コロナで下落した銘柄に見直し買い

20191231神戸株ワッペン

 8日の東京株式市場では東証マザーズ上場のスタジオアタオ(ATAO、証券コード3550)が急伸。終値は前週末比49円(10.17%)高の531円だった。後場に一段高の展開で、一時は539円まで上昇した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて売られた銘柄に、見直し買いを入れる流れに乗った。前週末5日に発表された5月の米雇用統計では、非農業部門の雇用者数が市場予想に反して増加して前月比250万9000人増だったばかりか、第2次大戦後で最大の増加幅を記録。世界景気の回復期待で5日の米株式相場が大幅高したのを受けた動きの一環といえる。

 女性向けを中心にバッグや財布を企画・販売する。百貨店への出店が多く、新型コロナを巡る国の緊急事態宣言を受けて一時は全店舗が臨時休業したことなどから、下げもきつかった。6月に入って全店舗で営業を再開したが、同社株の年初来高値は1月10日に付けた909円には遠く、まだ戻りの余地があるとの見方につながったもよう。雇用情勢の改善で海外の個人消費が回復するなら、今年に入って始めた同社ブランド「ILEMER(イルメール)」の越境EC(国境を超えたネット通販)にも期待が高まりやすいとの指摘もあった。

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