アシックスが6日続伸 直営店が回復基調、ランニングに着目の動きも

20191231神戸株ワッペン

 8日の東京株式市場ではアシックス(7936)が6日続伸した。終値は前週末比53円(3.89%)高の1414円だった。後場寄り付き直後には1439円まで買われる場面もあった。同社は前週末5日の大引け後、直営店での週間売上高の推移を示すグラフを開示。具体的な売上高の数値は示さなかったが、営業の再開で日本と欧州では販売が回復基調で、中国では5月に入って前年同期を上回る推移になっていることを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で売られた銘柄に、見直し買いを入れる動きに乗りやすくなったようだ。

 新型コロナの感染を防ぎながら経済・社会活動を再開する「ウィズコロナ」時代には、アシックスが強みを持つランニングの需要が高まる、との見方も追い風になったもよう。スポーツジムは国内でクラスター(小規模な感染者集団)が発生した経緯があるほか、密閉・密集・密接の3密空間になりやすいとの指摘もある。このため感染拡大を避ける観点でも、他人とは一定の距離を取りながら、屋外で体を動かせるランニングに着目する動きが出やすいとの声も聞かれた。

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