兵庫県庁の再整備、隈研吾氏らのJVを選定 緑多い提案、基本計画の作成支援で

20190907兵庫県庁提案

 兵庫県は3日付で、老朽化のため建て替える兵庫県庁舎の基本計画の作成に「隈研吾建築都市設計事務所」(東京都港区)ら3社の共同企業体(JV)を支援業者として選んだと発表した。同設計事務所は12月に完成する東京五輪のメーンスタジアム「新国立競技場」をデザインした隈(くま)研吾氏の事務所。諏訪山公園に近く相楽園にも隣接する兵庫県庁の敷地を「グリーンフロントエリア」と位置づけ、緑を多く取り込むのが特徴だ。(図は兵庫県が公表した資料より=クリックで大きくなります)

 兵庫県は6日までに隈氏の事務所らが作成したプレゼンテーションの資料を公表。掲載したイメージ図では、現在の1号館跡地に建設する新庁舎と、2号館跡地に建設する「にぎわい交流施設」に、兵庫県警察本部と同程度の高層ビルを想定。両棟の低層部は、隈氏が豊島区役所や豪シドニーの住宅開発で採用したのと同様の、低層部の壁面を緑で覆う手法を採用している。資料によると、緑化によって環境への配慮や持続可能性、人権尊重、安全・安心を表現したという。

 兵庫県は、基本計画の作成を支援する企業を選ぶため「公募型プロポーザル」を実施し、企業に提案を求めていた。公表した提案について兵庫県は、「この提案はプロポーザル応募時のもの」としており、これがそのまま基本計画になるわけではないという。ただ、全体のデザインなどは今回公表された提案を軸に計画することになるとみられる。

 新県庁舎の基本計画は有識者らの検討結果などを盛り込んだうえで、年度内にも決定する見通しだ。建て替えには、解体費用も含めて650億〜700億円程度の費用を見込む。2030年までの全体の完成をめざす。

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