国際フロンティア産業メッセが開幕 井戸兵庫知事「人の交流の価値も確認を」

20190905テープカット

 西日本最大級の産業総合展示会である「国際フロンティア産業メッセ」(主催・国際フロンティア産業メッセ2019実行委員会)が5日、神戸国際展示場(神戸市中央区)で始まった。兵庫県や神戸市を中心とした地元企業の技術を展示したり、商談したりする場として22回目を迎える。過去最多の520社が出展し、6日まで2日間の会期で約3万人の来場者を見込む。(上の写真は開会式の様子)

 5日朝の開会式であいさつした兵庫県の井戸敏三知事は、「若い人たちに産業の最先端に接してもらい、兵庫の企業に務めるきっかけにしてもらいたい」と話した。そのうえで「技術が飛躍的に進歩すると、逆に人と人との交流、つながりが価値を持つ社会であることも確認しなくてはいけない」と強調。展示会などでの実際の出会いが、IT(情報技術)によって維持されることに期待を込めた。

 今年は特別展示のテーマに「ロボット・AI(人工知能)・IoT(道具やセンサーをネット接続した常時情報取得など)」を選定。テーマに合わせて出店する企業も多かった。大手では川崎重工業が、ロボット技術とVR(仮想現実)を組み合わせた空中散歩のシミュレーターを展示。井戸知事(2枚目の写真で左の座席)もゴーグルをかけ、ロボットが動かすベンチに座り、同社西神戸工場(神戸市西区)の上空を楽しんだ。

20190905空中散歩

 神戸製鋼所は子会社のコベルコ建機と共同で出展。AIを活用した溶接作業のディスプレー展示や、熟練工でなくても作業がしやすいミニパワーショベルの実機展示などを実施した。このほか会場を通行する人の動きを感知して自ら経路を選択するロボット(3枚目の写真)が巡回し、来場者向けにパンフレットや会場の案内図などを配布した。

20190905案内図配布

 主催者を構成する団体の1つで牧村実・実行委員長が理事長を務める新産業創造研究機構では、「環境・エネルギー」「航空機・航空エンジン」「ロボット・AI・IoT」「健康・医療」を将来産業4分野と位置づけて振興に力を入れる。環境・エネルギー分野の展示としては水素で動く「燃料電池バス」(4枚目の写真)の試乗会を開催。水素で発電して市街地に熱電併給した実証プランとや、神戸空港島の水素輸入拠点などを車内から見学する約40分のコースは、受付からほどなくして6日の分まで予約が埋まった。

20190905燃料電池バス

 主催団体は兵庫県、神戸市、新産業創造研究機構、神戸商工会議所など経済関連の15団体で構成する。6日までに県内の大学生や高校生ら約1500人が来場し、県内の先端技術に触れる。神戸国際会議場では同時に、ひょうご産業活性化センターが「第1回神戸取引商談会」を開催。県内外の29社が発注先として、中小企業などとの商談に望む。

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