神戸市、国内初の「介護事業者向け手続きガイド」にグラファー採用

 神戸市は5日、介護保険サービスの指定事業者向けに、必要な申請手続きや申請書類を案内するウェブサイト「神戸市介護事業者手続きガイド」を同日公開したと発表した。画面表示に従って最大でも17問の質問に答えることで、希望する手続きに必要な書類がダウンロードできる。神戸市によると、事業者向けに手続き案内サービスを稼働する市町村は国内で初めて。住民向けの手続きガイドで実績があるグラファー(東京都渋谷区)のシステムを採用し、同社と共同で開発した。

 介護保険サービスの事業者は、サービスの種類ごとに手続き書類を提出する必要があるうえ、様式も多岐にわたる。事業者はどの書類を提出するのか判断する必要があり、わからなければ問い合わせが当然、市役所の担当窓口に向かう。複雑な手続きは事業者にとって負担であるうえ、これを年間およそ300件受け取る神戸市もかねて効率化したいと考えていた。

 グラファーの「Graffer手続きガイド」は神奈川県鎌倉市、長野県小諸市、埼玉県横瀬町で住民向けの手続きガイドとして、すでに利用されている。クラウドサービスのため新たな機材が不要のうえ、質問とその結果などコンテンツは表計算ソフトのエクセルだけで管理する。複雑な設定が不要で、最短だと数日で導入できるのが特徴だ。神戸市は、この枠組みを介護保険サービスの事業者向けに応用した。

 神戸市は今後、年間で約2500件ある介護事業所による変更届や、住民や事業者による他の手続きに関しても、手続きガイドのサイトを順次構築する予定としている。

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