ACALLの窓口案内アプリ、神戸市が全区役所で採用 6月までに導入完了へ

20190527ACALL画面

 神戸市は27日、来客対応自動化サービスを開発販売するACALL(神戸市中央区)の窓口案内アプリ「ACALL FRONT(アコールフロント)」を神戸市の全区役所と1支所の11カ所で採用することを決めたと発表した。区役所の案内担当者が、来庁者の用件に応じてキーワードを検索すると、どの窓口に案内すればよいか分かるツールだ(画面イメージ=神戸市提供)。昨年12月に東灘区役所が本格導入したほか、4月から他の区役所でも導入。6月にも導入を完了する計画だ。

 神戸市は、起業家支援を目的に行政課題をスタートアップ(創業まもない会社など)と共同で行政の課題を解決する「Urban Innovation KOBE」の一環で、昨年10月に東灘区役所でACALL FRONTの実証実験を実施した。案内係が個人で作ったメモをデータベース化するなど、案内のノウハウを共有できる機能などが寄与。案内にかかる時間が平均で約4割短くなるなど、職員の間で「期待以上に便利」といった声が出ていた。

 区役所は住民にとって最も身近な行政機関とあって来訪者が多く、取り扱う業務も多岐にわたる。異動まもない職員が案内係になると、正しく案内できなかったり、案内に時間がかかるという課題があった。このため神戸市はアプリの導入が東灘区以外の区役所や支所でも、サービス向上に役立つと判断した。キーワードと検索結果の追加や変更も簡単で、区役所ごとの事情に合わせた検索が可能になる点も評価した。

 東灘区役所に続いて、4月から灘、中央、兵庫、北、長田、須磨、垂水、西の各区役所で導入。6月に北神区役所と北須磨支所での導入を予定しており、各区役所での案内時間の短縮をめざす。

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