神戸医療産業都市、第2回「運営会議」を開催 3部会で課題など共有

20190706神戸医療産業都市運営会議

 5日午後に開いた神戸医療産業都市運営会議(写真)では、広報、都市環境、産学連携の3部会での1年間の活動を報告し、運営上の課題などを共有した。広報部会では、神戸医療産業都市のポータルサイトに、自社イベントなどを投稿できるよう同都市内に立地する各社に権限を配布することなどを報告。都市環境部会はポートライナーの混雑緩和に向けた動きへの連携などを紹介した。産学連携部会では医療側の需要と、事業のタネになる技術のマッチングの機会を増やす必要性など課題が示された。

 加えて、神戸医療産業都市の今後の展開として「ベンチャーエコシステム構想」が改めて示された。神戸医療産業都市に集まった355社のうち、43社が起業から10年以内の中小企業と、すでにベンチャーの活躍は始まっているという。そうした中で、独バイエルの日本法人であるバイエル薬品(大阪市北区)と神戸市、神戸医療産業都市推進機構がベンチャー支援で合意するなど、関係する動きも広がりつつある。試作品作成や、知的財産権の取得費用などの助成金も検討が進んでいるという。

 会議の冒頭であいさつした神戸医療産業都市推進機構の村上雅義専務理事は、「昨今の関西の話題はG20大阪サミットなど大阪の話題が多く、神戸市の話をしても三宮再開発と、神戸医療産業都市の影が薄くなりがちで心配している。神戸医療産業都市で新たな動きをどんどんと作っていただきたい」と出席者に呼びかけた。

 神戸医療産業都市運営会議は昨年8月に続き2回目の開催。ポートアイランド内に立地する医療や生命科学に関係する企業や研究機関の代表者ら29人が出席した。

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