ワールド、米「IT系」シャツのオリジナル買収 スマホで採寸、22億円

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 ワールドは25日、インターネットを通じて紳士向けのシャツなどを販売するオリジナル(カリフォルニア州サンフランシスコ)を買収すると発表した。米シリコンバレー創業でIT(情報技術)に強みを持つ。ワールドはすでにオリジナルの株式6.8%を保有していたが、創業者で筆頭株主であるジン・コー氏のほか、ファンドや個人など50人から株式を取得。議決権ベースで60%にまで保有比率を高めて子会社化する。取得額はアドバイザリー費用含め約22億円になる。

 オリジナルはネット通販で「Original Stitch(オリジナルスティッチ)」ブランドのシャツを販売。日本でシャツを製造し、米国と日本を中心に約70万人の会員登録があるという。加えて、スマートフォン(スマホ)で正面と側面の全身写真を撮影し、身長や体重などの簡単なデータをいくつか入力すれば採寸が完了する新技術「Bodygram(ボディグラム)」を昨年11月から展開している。

 ワールドは、オリジナルの買収を通じて同社に一段と高いシャツの製造技術を提供する一方、ワールドの店舗網が持つ実際の採寸データから採寸技術「ボディグラム」の精度を一段と高める。強化したボディグラムはアパレルにとどまらず、他社への提供も含めて幅広い分野で活用できるプラットフォーム(共通基盤)になるとみている。さらにオリジナルはワールドが将来、米国展開する際の足がかりにもなると期待する。

 ワールドの関連会社で、ファッション向けのシステム開発を手がけるオムニス(東京都港区)との相乗効果も念頭にあるという。株式取得の契約は25日に結んだ。4月1日付で株式を取得する予定。19年3月期の連結業績への影響は「軽微」としている。(写真はオリジナルスティッチのシャツ=ワールド提供)

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