川重商事、自然分解するストローを販売 関空に出店のカフェが採用
- 2019/03/25
- 22:06
川崎重工業傘下の川重商事は25日、自然環境の中で最終的に水と二酸化炭素に分解するプラスチックで作った製品の取り扱いを始めたと発表した。まず自然分解型のストロー(写真=川重提供)を販売。プロントコーポレーション(東京都港区)が関西国際空港に31日に出店するカフェ「ESPRESSO & BAKERY(エスプレッソ&ベーカリー)」が採用した。消費者のプラスチックごみ問題への関心の高まりに対応した。
食品衛生法の基準をクリアしながら、プラスチックの分解を促す素材をポリプロピレンに配合。自然環境の中で、微生物がプラスチックを水と二酸化炭素に分解しやすくした。プラスチック製品をすべて使わなくするのが難しいなか、プラスチック自体を環境性能に優れた素材に転換。消費者が納得して利用しやすいうえ、プラスチックごみの増加も抑えることができる。
プロントのエスプレッソ&ベーカリーは、第1ターミナルビルの国際線ゲートエリア内に出店。ヨーロッパのカフェを再現し、洗練されたコーヒーや、定番ながら質の高いパンなどを提供する計画だ。自然分解型プラスチックのほか、カップのフタも紙製を採用するなど環境面への配慮に注力する。
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