久元神戸市長「全体として大きな被害なかった」「しっかり応援したい」

20180619井戸知事と久元市長

 神戸市の久元喜造市長(写真右)は、19日に神戸商工会議所が開いた行事であいさつし、前日朝に発生した大阪北部地震に触れて「全体として大きな被害はなかった」と神戸市の状況を説明した。神戸市は地震直後の18日午前8時に災害警戒本部を設置し、同日午後4時に同本部を閉鎖していた。「市民のみなさまが冷静に行動したおかげ」と話した。

 神戸市は、断水が発生した大阪府北部に向け18日中に給水車を派遣。久元氏は「しっかりと応援も行なっていきたい」と強調。一方で、「今回の地震の教訓を語るにはまだ早い」と断りながらも、女子児童が下敷きになり犠牲になった「ブロック塀(べい)の総点検を行う」と意向を述べた。「列車が相当長時間、立ち往生したのは適切な対応か、JR西日本と検証をしなくてはいけない」とも語った。

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