久元神戸市長「桐島聡の時代よく覚えている」 世界パラ陸上を控え対テロ訓練

20240305ユニバ訓練

【神戸経済ニュース】神戸市の久元喜造市長は4日午後、ユニバー記念競技場(神戸市須磨区)開催した「神戸市国民保護訓練」で講評して「振り返ってみると、日本は決してテロとは無縁ではなかった」と述べ、テロ対策を中心にした今回の訓練の意義を強調した。久元氏は「最近、姿を現して死亡した桐島聡をはじめとするグループは、1970年台に数多くの爆破事件を起こし、多くの命が失われた」と指摘。「私は桐島聡と誕生日がひと月も変わらず、あの時代のことはよく覚えている」とテロの報道が相次いだ当時の記憶を語った。

 この日の訓練は、5月に同競技場で開催する世界パラ陸上競技選手権大会を控え、大会期間中に毒ガスのサリンによるテロが発生したのを想定。観客席で液体の入ったペットボトルが倒れ、観客がのどの痛みを訴えたのをきっかけとして訓練が始まった。毒物をサリンと特定し、兵庫県警察や神戸市消防、兵庫県災害医療センターなどが観客の救命・救助を担当。スタンドの除染などを陸上自衛隊第3師団が担当した。11大学から参加した観客役の学生や、やはり観客役で参加した障害者10人などを含め、約250人が訓練に参加した。(写真は訓練の様子)

 久元市長は続けて、テロの可能性は低いとしながらも「国際情勢を考えれば海外からのテロリストの流入、地下鉄サリン事件のようなカルトによるテロも起こり得ないとはいえない」「絶対に起きてはならないけれど、万が一の事態に備え、今回の訓練の成果を生かしてほしい」と述べた。

 訓練の終了後に取材に応じた兵庫県警の堀祐一郎警備課長は、「テロを発生させないというのが警察としての第一の取り組みで、そのために関係機関と連携しながら対策に取り組んでいる」と説明した。神戸市の筒井勇雄危機管理監は「自衛隊、警察、消防、DMAT(災害派遣医療チーム)との連携も今回の訓練で確認でき、大会に向けた準備は順調と考えている」「神戸市の各部局で連携して安全を確保し、1人でも多くの来場者に大会を楽しんでもらえるようにしたい」と話していた。

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