神戸市、スタートアップとメディアの交流会を開催 7者が事業説明に登場
- 2024/02/27
- 01:00
【神戸経済ニュース】神戸市は26日、同市が開設して神戸新聞社(神戸市中央区)と監査法人のトーマツ(東京都千代田区)が運営する共有オフィス「アンカー神戸」を利用するスタートアップと、報道機関などメディア各社を引き合わせる交流会「メディアミートアップ」を開催した。同施設は2021年4月の開設以来、神戸新聞社が運営に加わっていたことで発信力の強い共有オフィスをめざしていたといい、第1回である今回の開催につながった。神戸新聞の記者を中心に約20人の記者が集まった。
スタートアップは7者が、それぞれ図や表を使って短時間で事業を説明したあと、質疑応答の時間を取った。各自の持ち時間は質疑応答も含めて10分とした。事業説明会と質疑応答の後は、スタートアップが各テーブルに分かれて、記者らに対面して自社を売り込んだ。(写真は事業説明のようす)
冒頭にあいさつした久元喜造市長は、「神戸でビジネスをしていただければ、それはそれで素晴らしいことだが、同時に神戸をスプリングボード(飛び立つきっかけ)にして、グローバル社会の中に羽ばたいていっていただくような、神戸はそんな街でありたい」と語った。編集・論説・事業担当である神戸新聞社の西海恵都子取締役は「(アンカー神戸の)スタッフには記者経験者も複数おり、どういったタイミング、どういった切り口なら記事になりうるか日頃から意識しながら、会員企業といろんなコミュニケーションを取っている」と話していた。
この日に事業説明したスタートアップは以下の通り(事業説明順)。
▽スパイスキューブ(大阪市西区)
・限られた空間に設置できる野菜工場の装置を開発
▽エレクトロンヴェクシー(大阪市北区)
・自社の特許技術でスマートフォン(スマホ)にワイヤレスで充電できる家具などを老舗文具店と共同開発
▽馬勝央実氏
・性別にこだわらず着用できるランジェリーを開発
▽シードテック(東京都渋谷区)
・IT(情報技術)人材を育成
▽IDDK(東京都江東区)
・レンズを使わず顕微鏡並みの細かい観察ができる自社技術で宇宙実験設備を開発
▽Deepcraft(ディープクラフト)(東京都文京区)
・人工知能(AI)を使って物流管理を効率化
▽do.Sukasu(ドスカス)(奈良市)
・仮想現実技術を使った視覚認知能力を数値化するノウハウをスポーツなどに展開
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