大栄環境、女子サッカーINAC神戸を買収 今季首位・地元への浸透めざす

20240227会見INAC

【神戸経済ニュース】廃棄物処理が主力の大栄環境(9336)は26日、サッカー女子WEリーグのINAC神戸レオネッサを買収すると発表した。チーム運営会社であるアイナックフットボールクラブの全株式を3月1日付で取得する。INAC神戸は、大栄環境が本社機能を置く神戸市東灘区の六甲アイランドに、クラブハウスと練習場がある地元のチーム。大栄環境はスポーツチームの振興による地元への貢献を通じて、知名度向上や地元への一層の浸透をめざす。大栄環境の金子文雄社長(写真右=写真は大栄環境提供)、現在のオーナー会社の文弘宣代表(同中)、アイナックの安本卓史社長(同左)が26日午後にそろって記者会見した。

 INAC神戸は2001年に設立。NPO法人としての活動などを経て10年に株式会社の運営会社を設立し、選手のプロ契約を積極的に進めた。11年に日テレ・ペレーザから澤穂希選手らが移籍し、日本代表「なでしこジャパン」が優勝した同年のワールドカップ(W杯)では、最多の7人が日本代表に招集されるなど、強豪チームとして女子サッカー界に定着した。yogibo WEリーグで2021〜22シーズンで初代リーグ女王。今季も首位を走る。

 設立当初からオーナー会社だったアスコグループ(神戸市中央区)の文代表は、「20年間はつぶさないという形で走ってきた。20年たったら、私よりもよほど大きな資本力のある会社に引き継いでさらに発展させようと考えてきた」と語る。計画は新型コロナウイルスの影響などで遅れながらも、譲渡先を模索していたところ、りそなホールディングス(8308)傘下で地元の地銀である、みなと銀行の紹介で大栄環境の金子社長に会ったと文氏は明かした。

 チーム名や本拠地、練習場などは現行通り。引き続き六甲アイランドを拠点、ノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)を本拠地に活動する計画だ。金子氏は「大栄環境の社名を(チーム名に)入れることは、まったく考えていない」という。あくまで現在のチームを引き継ぎ、サッカー教室なども継続。さらに地元のチームとして定着をめざす。金子氏は運営会社の会長職を文氏から引き継ぎ、「ファンの1員として、経営・サポートの1員として盛り上げたい」と意気込んだ。

 株式の取得価格は明らかにしていない。大栄環境の24年3月期の業績への影響は軽微としている。子会社の三重中央開発は、女子サッカー「伊賀FCくノ一三重」(三重県伊賀市)のスポンサーを継続する。アイナックフットボールクラブの23年2月期決算は、最終損益が1900万円の赤字(前の期はトントン)、売上高は前の期比1%減の4億0700万円だった。

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