8月の神戸市消費者物価、前年比2.0%上昇 6年7カ月ぶり2%台

20220920消費者物価指数

【神戸経済ニュース】総務省が20日に発表した8月の神戸市消費者物価指数(2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で2.0%上昇の101.2になった。上昇率が2%台に到達したのは2015年1月以来6年7カ月ぶり。円安進行などを背景に「ガス代」「電気代」、灯油代を含む「他の光熱」が大幅に上昇したほか、「外食」など食品価格の上昇が目立った。携帯電話料金の値下げの影響が一巡し、「通信」の下落幅が縮小。総合的な物価指数の上昇に寄与した。指数は前月比では横ばいだった。

 「電気代」は前年同月比で13.1%上昇、「ガス代」は28.8%上昇、「他の光熱」は24.5%上昇と、引き続き大幅な上昇。「履物類」が6.8%上昇し、クリーニング代を含む「被服関連サービス」と6.3%上昇した。このほか「外食」が6.0%上昇したした。大手通信会社の値下げで、前月まで大幅な下落が続いた「通信」は3.0%と下落率が縮小した。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、大幅に上昇が継続した「光熱・水道」や上昇が目立った「生鮮食品を除く食料」のほか、「家具・家事用品」「被服および履物」「教養娯楽」「諸雑費」が上昇した。半面、「住居」「保健医療」「交通・通信」「教育」が下落した。

 全国統計では、総務省が同日発表した8月の全国消費者物価指数(2020年=100、生鮮食品を除く総合)は102.5と前年同月に比べ2.8%上昇した。前月比(季節調整値)では0.4%上昇だった。

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