4月の神戸市消費者物価、前年比1.7%上昇 通信費の下落幅が縮小

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【神戸経済ニュース】総務省が20日に発表した4月の神戸市消費者物価指数(2020年=100)は、生鮮食品を除く総合が前年同月比で1.7%上昇の100.5になった。原油価格の上昇などを背景に「電気代」「ガス代」に加え、灯油代を含む「他の光熱」も大幅に上昇と、エネルギー価格の上昇が続いた。半面、昨年春に実施した携帯電話料金の大幅値下げの影響は、「通信費」が前月に比べ下落幅は縮小したがとはいえ10%超の下落だった。

 「電気代」は14.5%上昇、「ガス代」は24.6%上昇、「他の光熱」は24.5%上昇と大幅な上昇だった。このほか「家庭用耐久剤」が7.8%上昇、「シャツ・セーター類」が5.6%上昇と目立った。パソコンやテレビなどを含む「教養娯楽用耐久材」が4.6%上昇した。半面、「通信」は10.8%下落した。「寝具類」が2.3%下落したほか、文房具や運動用品などを含む「教養娯楽用品」が1.5%下落した。

 10大費目別の指数を前年同期比で見ると、大幅に上昇が継続した「光熱・水道」のほか「家具・家事用品」「被服および履物」「教養娯楽」「諸雑費」「生鮮食品を除く食料」が上昇。一方、「住居」「保健医療」「交通・通信」「教育」が下落した。

 全国統計では、総務省が同日発表した4月の全国消費者物価指数(2020年=1030、生鮮食品を除く総合)は101.4と前年同月に比べ2.1%上昇した。前月比(季節調整値)では0.2%上昇だった。

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