神戸電鉄の今期、純利益2.7倍の5億円に 乗客数の回復で増収へ

20210513神戸電鉄決算

 神戸電鉄(9046)は13日、2022年3月期の連結純利益が前期比2.6倍の5億円になる見通しだと発表した。新型コロナウイルスの感染防止を目的に、外出を控える動きが前期よりも縮小するとみる。神戸電鉄線を中心とした運輸業の利用者数が増加し、増収効果で増益につながるとみる。

 売上高に相当する営業収益は5%増の212億円、営業利益は67%増の11億円を見込む。現在も兵庫県を対象とした新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令中だが、臨時休校措置などもないため、影響の度合いは弱まる公算だ。さらにワクチン接種も進展すれば、徐々に移動の機会が増加すると想定した。

 今期から収益認識の新基準を適用することで、売上高のマイナス要因になるという。具体的な影響額は示さなかったが、営業段階から利益への影響は出ないという。

 同時に発表した21年3月機の連結決算は、純利益が前期比81%減の1億8700万円だった。当初は赤字を想定たが、急がない修繕を先送りするといった支出の見直しに加え、中止した行事の広告宣伝費が削減できたりといったコストの削減で黒字を確保した。営業収益は11%減の202億円、営業利益は66%減の6億9800万円だった。

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