神戸天然物化、今期税引き益10%増に 医薬・電子材料関電で需要増

202105神戸天然物化学決算

 東証マザーズ上場で受託合成神戸天然物化学6568)は13日、2022年3月期の単独税引き利益が前期比10%増の4億4000万円になりそうだと発表した。医薬関連や電子材料関連で需要が拡大するのが追い風になる。前期に課題になったバイオ分野での原材料調達も徐々に改善する。増収効果で増益になるうえ、投資有価証券評価損など特別損失もなくなる。

 売上高は11%増の67億円、営業利益は10%増の7億円を見込む。前期に課題になったバイオ分野での原材料調達も改善し、増収に寄与する。一方で、人件費を中心に販管費が増える想定だが、増収効果で吸収する。堅調な需要を受けて、人員の積極採用が継続する方針た。生産能力拡大のための設備投資は前期で一巡。今期のは現状の生産能力でフル稼働をめざす。

 年間配当金は前期据え置きの25円(中間なし)を予定する。

 同時に発表した2021年3月期の単独決算は、税引き利益が前の期比23%減の3億9900万円だった。前の期に計上した固定資産売却益などがなくなった。機能材料分野が需要の端境期だったほか、バイオ分野で納期のずれなどが発生して減収になったが、生産性改善などで営業増益を確保した。売上高は5%減の60億円、営業利益は11%増の6億3500万円だった。

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