神戸天然物化の今期、純利益一転40%減に下方修正 新型コロナの影響顕在化
- 2021/02/13
- 05:09

神戸天然物化学は13日、2021年3月期の連結純利益が前期比40%減の3億1000万円になりそうだと発表した。従来予想である43%増の7億4000万円から下方修正し、一転の減益見通しになった。第3四半期である10月以降に新型コロナの顕在化。加えて株式を保有する創薬ベンチャーの開発遅延を考慮して、投資有価証券の評価損1億1000万円を特別損失に計上するのも響く。
売上高は8%減の58億円、営業利益は8%減の5億3000万円を見込む。従来予想は68億円、9億5000万円だった。新型コロナの影響では、顧客による同社製品の評価が遅れたり、米国の材料仕入れ先が新型コロナワクチン関連に携わることになり、仕入れが遅れたりした。こうした影響が21年1〜3月にも継続すると想定し、業績予想を見直したという。
期末配当金は25円(中間なし)の予定を維持した。
同時に示した20年4〜12月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%減の1億6200万円だった。製品の研究・開発に対する販売が弱含んだ。売上高は8%減の58億5000万円、営業利益は8%減の5億3000万円だった。
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