神戸製鋼、住友林業に老人ホーム運営会社の株式売却 3カ所を運営

 神戸製鋼所は7日、神戸市内で有料老人ホームを運営する子会社「神鋼ケアライフ」の株式を住友林業に売却すると発表した。神戸製鋼は現在、神鋼ケアライフの発行済み株式の85%を保有。このうち発行済み株式の66.7%を住友林業に売却する。売却額は発表していない。関係機関の承認を得たうえで4月末をめどに売却を完了する計画という。

 売却先の住友林業は、すでに子会社が有料老人ホームを運営。関東地方が中心だが神戸市灘区にもホームを1カ所開設している。住友林業は介護事業を注力事業の1つと位置付けており、神鋼ケアライフが運営するホームに住友林業のノウハウを投入することで、入居者などへのサービス向上に寄与すると判断したようだ。

 神鋼ケアライフは神戸市東灘区、灘区、垂水区の3カ所で介護付き有料老人ホームを開設。各ホームを拠点に在宅介護サービスも展開する。2016年3月期の売上高は50億円だった。神戸製鋼が株式の85%を保有するほかは、三井住友信託銀行、三菱UFJ信託銀行、みずほ信託銀行の3行がそれぞれ5%ずつを保有する。今回の売却によって神戸製鋼の連結対象でなくなる見込み。

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