神戸製鋼、ホットスタンプ用鋼板を量産開始 プリウス向けボディ骨格に採用

 神戸製鋼は17日、ホットスタンプ用冷延鋼板を使用した自動車のボディ骨格部品について量産を開始したと発表した。トヨタ自動車のプリウス向けに生産を始めた。同社がホットスタンプ用鋼板を受注するのは初めて。従来のホットスタンプ鋼板で課題だったプレス時の生産性を、主に鋼板の成分を工夫することで改善できたという。

 ホットスタンプ用冷延鋼板は強度が高く、現在は自動車向けに多く使われているハイテン(高張力鋼)よりも小さな部品で同じ強度が出せるため、排ガス規制に対応した車体軽量化に寄与する材料とみられている。だが部品成型時に鋼材に熱を加えてプレスした後、金型内にとどめて冷却する必要があり、生産効率の悪さがコストに響くとされてきた。神戸製鋼は今回、成分の工夫によって冷却が完了するまでの時間が短いホットスタンプ用鋼板を開発。製造コストが下がったこともあり、量産に踏み切った。

 強度不足の原因になる冷却ムラも発生しにくい特徴があり、すでに特許も取得。今回のホットスタンプ用鋼板開発は、神戸製鋼にとって品ぞろえの強化にもなった。今後は超ハイテン、アルミなどとともに自動車メーカーなどへの拡販を進めていく計画とみられる。

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