斎藤兵庫知事、神戸空港新ターミナル建設「兵庫県の負担は現時点で考えていない」

20220922斎藤兵庫知事

【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事(写真=兵庫県が配信した動画より)は22日の定例記者会見で、神戸市が2025年4月までに完成をめざす神戸空港の新たなターミナルビルについて「現時点では、兵庫県が何か負担をするということは考えていない」と述べ、兵庫県は建設費などを拠出しない方針を示した。新ターミナル建設や新たな駐機場の確保など、「設備投資については、基本的には神戸市が(神戸空港の)設置者で、関西エアポート(神戸)が運営会社なので、その両者がしっかりと話し合いながら拡張に関する経費の負担、役割分担をやっていただければ」と強調した。

 一方で、斎藤知事は「大事なのは、関西3空港懇談会でも示されたように、大きな需要を作っていくということ」と指摘。まずは訪日外国人観光客(インバウンド)の受け入れ再開に向けて、「大阪だけでなく、京都だけでなく、兵庫県の魅力もより海外に発信していく」という。さらに、「関西3空港懇談会でも話題になったが、神戸よりも西側の姫路や岡山の方々がより神戸空港を使ってもらえるような国内需要の掘り起こしも大事だ」と語った。

 そのために「神戸空港から県内各地にどのように足を運んでいただけるか」という観点から、神戸空港を起点とした新たな中長距離のバス路線なども必要になるとの見方を示した。加えて「観光地としての魅力アップ、また有名な観光地以外の魅力アップを、特にインバウンド向けにどのようにしていくのか」も鍵になると主張。「丹波なら古民家再生で1棟貸しする宿泊施設が伸びている」と述べ、地域の強みを生かした受け入れ態勢の整備もできると語った。

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