須磨水族園・海浜公園で新施設を着工 来年5月から順次開業・全体24年に完成

20220112全体イメージ1

【神戸経済ニュース】サンケイビル(東京都千代田区)を代表企業とする「神戸須磨Parks+Resorts共同事業体」は11日、「須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業」で水族館・園地建設工事に5日着手したと発表した。宿泊施設、駐車場、にぎわい施設も順次着工する。あわせて新たな完成イメージ図を公表。園地全体の図(1、4枚目の図)は2019年9月の前回公表に比べてより具体的になったほか、イルカのパフォーマンス(同2枚目)、シャチの水槽を見ながら食事ができるレストランのイメージ(同3枚目)も示した。

20220112イルカパフォーマンス

 17年の都市公園法改正創設された制度「パークPFI」を神戸市としては初めて活用した。公園運営会社が園内に開設する商業施設や宿泊施設などの収益で、公園施設整備の費用をまかなう。須磨海浜公園では、神戸市の施設としての須磨海浜水族園は廃止し、神戸市の公園内に民設民営の水族館と、国民宿舎「シーパル須磨」の後継になる宿泊施設、グランピングなどが可能なにぎわい施設を建設することなどが再開発の柱だ。

20220112オルカレストラン

 水族館は地域社会による教育活動と、集客施設が共存・融合する「エデュテイメント水族館」をめざす。宿泊施設は水族館を併設する施設ならではの体験と、地産地消にこだわった飲食が楽しめるなど「価値体験型」のホテル像を描く。再整備で最も最初に開業するのは駐車場で、当初の計画通り23年5月の「利用開始を予定する。その後は23年9月に、園地とにぎわい施設が開業。24年春に水族館と宿泊施設がオープンして全体が完成する。現在の須磨海浜水族園は23年5月に営業を終える予定だ。

20220121全体イメージ2

 神戸須磨Parks+Resorts共同事業体は代表企業のサンケイビルに加え、三菱倉庫(9301)、JR西日本(9021)傘下のJR西日本不動産開発、竹中工務店(大阪市中央区)、阪急阪神ホールディングス(9042)傘下の阪神電気鉄道、芙蓉総合リース(8424)、サンケイビルの子会社であるグランビスタホテル&リゾーツ(東京都千代田区)で構成する。(図はクリックで拡大、いずれも神戸須磨Parks+Resorts共同事業体提供)

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