石原神戸運輸監理部長「船の活用の新しい方法」「海の上に新たな文化できれば」

20210709石原神戸運輸監理部長

【神戸経済ニュース】兵庫県が2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)をにらみ、大阪に集まる海外からの観光客を、神戸や淡路島に誘客するための航路開設に向けて10日に運航した実証実験船には、国土交通省の石原彰・神戸運輸監理部長(写真=資料)も同乗した。石原氏は下船後に神戸経済ニュースの取材に応じ、兵庫県が取り組むクルージングMICE(マイス、国際会議など)について「船の活用の新しい方法で、非常に面白いと思う」との印象を述べた。

 船は移動手段でありながら「船内では音楽の生演奏や、シアターを作ってエンターテインメントを披露するといった、移動中に景色を見るプラスアルファの楽しみ方が少しずつ始まっている」と指摘。そうした船上での時間をどう過ごすか模索する流れの中に、会議や専門家の講義なども位置付けられそう、といった見方を示した。そのうえで「国としても注目していきたい」という。

 足元では人口減少などを背景に、離島などの航路は利用者が減少。生活に欠かせない航路を維持するために、観光客を呼び込む動きなどもある。海事観光が関心を集める中で、石原氏は「船をいろんな形で活用していただいて、海の上での新しい文化を作っていければよいのではないか」と話していた。

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