神戸市、3回目の接種券を22日から発送 2回目の接種後8カ月で順次

20211113久元神戸市長

【神戸経済ニュース】神戸市は12日、新型コロナウイルス対策のワクチンを2回接種して8カ月が経過した人を対象に、順次3回目の接種ができる接種券を発送すると発表した。12月から接種を開始する。国が3回目の接種について、希望する人は個人負担なしで接種を受けられるようにする方針などを決めたことを受けた措置。神戸市はシステム上に記録している個人名と接種日をもとに、該当する人に22日から順次接種券を送付する。

 第1弾になる22日の発送は、4月30日までに2回目の接種を終えた医療関係者など約1万5500人になる見通し。12日の定例記者会見で発表した久元喜造市長(写真)は「来年1月までは医療従事者が中心になる」との見通しを示した。医療従事者、高齢者、基礎疾患のある人を優先して1〜2回目の接種を実施した経緯から2022年2〜3月には高齢者が中心。5月に3回目摂取のピークを迎える方針という。

 接種場所は、かかりつけの医療機関などでの個別接種を基本として、集団接種会場も設定する方針だ。接種を予約する際に、神戸市が空いている日時や場所を指定する「おまかせ予約」方式も導入する。3回目の接種を円滑に進められるよう。高齢者の接種が増えるとみられる2月までには、医療機関などとも協議しながら接種の会場や予約方法などの詳細を詰める計画だ。

 1回目接種の際は、優先順位を付けたとはいえ、まとまった人数の接種券を一斉に発送したこともあり、接種券の発送直後に予約電話が集中。電話の混雑で予約ができないといった多少の混乱もあった。3回目は「誰がいつ接種したのかというデータはあるので、8カ月を経過した人に順次(接種券を)発送できる」として、1回目の発送直後と同様の「混乱が起きる可能性は少ない」(久元市長)とみている。

 神戸市が接種券を発送するのは2回目接種の際に、神戸市に住所(住民票)があった人になる。2回目接種を終えてから神戸市内に転入した場合は、接種券の発行申請が必要だ。25日から神戸市のホームページや、新型コロナワクチン接種コールセンターで申請を受け付ける。

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