兵庫県が「船上のMICE」提唱へ、10日に実証実験 知事「万博までに形に」

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【神戸経済ニュース】兵庫県の斎藤元彦知事は3日の定例記者会見で、観光客の輸送を目的とした神戸、大阪、淡路島を結ぶ航路の実証実験を10日に実施すると発表した。2025年に開催する国際博覧会(大阪・関西万博)などで大阪に集まる海外からの観光客を、神戸や淡路島に誘客する航路の開設を想定。あわせて船上を会議場に見立てた新たなスタイルのMICE(マイス、国際会議や見本市など)である「クルージングMICE」の可能性も探る。

 通常はMICEのM(ミーティング)やC(コンベンション)に当たる会議などは、会議場や会議室などの陸上施設で開くのが一般的だ。船上で移動しながら会議することで、これから視察する場所について予習できたり、普段とは異なる発想につながったりする、といった効果が期待されるという。まずは大阪湾で試行するが、中長期的には播磨灘や日本海側など兵庫県近海で広く展開する可能性も探る意向もあるようだ。

 実証実験は10日午後に予定する。当日は正午に神戸港の中突堤を出発し、大阪市此花区のユニバーサルシティポートで大阪府の関係者が合流。大阪府から大阪・関西万博の方向性や検討状況などを聞き、会場になる夢洲の周囲を1周する。その後は淡路島に到着するまでの船上で、斎藤知事と兵庫県内の大学生、企業などとの懇談会を開き「クルージングMICE」として船上での会議を試行。淡路・翼港に寄港して神戸港に戻る計画だ。

 10日の実証実験では、普段は早駒運輸が神戸港の遊覧船として使用している「boh boh KOBE(ボーボー神戸)」(総トン数427トン、旅客定員600人=写真)を使用。企業関係者や有識者、大学生、大阪湾沿岸の自治体関係者など150人が乗船する予定だ。クルージングMICEについて斎藤知事は「国際会議の本編以外に日本のさまざまな場所を視察したいという需要がある」「できれば万博までに1つの形を作りたい」と話していた。

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