県内の中小企業8社が新製品発表会、初の動画配信 中小企業団体中央会
- 2020/08/17
- 22:49
兵庫県中小企業団体中央会(神戸市中央区)は17日、兵庫県内の中小企業が発売した選りすぐりの商品やサービスを紹介する「新商品・新サービス合同記者発表会」を開催した。審査を通過したうえで、さらに入念に準備した8社の代表者らが自社の新製品や新サービスなどを売り込んだ(写真)。さらに第4回の今回は、発表の様子を初めてライブ動画で配信。神戸を拠点としない記者のほか、遠隔地の関係団体らも見ることができるようにした。
中央企業の発信力を高める事業の一環として2016年から年1回ずつ開催。発表した8社は7月からの研修会への参加を通じて、プレスリリースの作成やプレゼンテーションについて訓練を受けた。同中央会の瀬川里志専務理事はあいさつし、新商品などを紹介する8社について「これからの兵庫県の産業を、これから荷っていくフロンティア企業ばかり」と紹介。「これらの豊かな原石を光り輝くダイヤモンドにしてほしい」と述べて、期待の企業への注目を促した。登場したのは以下の8社。
植物セラピーあろあろ(宝塚市)は半径2メートル程度に香りを届ける小型のシート「Repos(ルポ)」を発表。あわじ里山プロジェクト(洲本市)が発表したのは、放置竹林のタケノコを活用した無添加メンマ「あわじ島ちく」。まるよ促成(加東市)はホテルや料理人にしか出荷していなかった大葉のベビーリーフ「まるよのペリーラ」、兵庫県産そうめん揖保乃糸(いぼのいとを製造する菅哉物産(たつの市)は「すがやの熟成ごち素麺-つゆ三選-」を発売する。
かばんを製造する昭栄(豊岡市)は親子おそろいで革製品を作る「リンクコーデ親子バッグ製作体験」を9月に開始。リ・ウェーブ(神戸市中央区)は特許を取得した折りたためる革のバッグ「オリレザートートバッグ」、畑中義和商店(多可郡多可町)は体洗い用こんにゃくスポンジ「つやの玉たおる仕様」、翔飛工業(加古川市)は16年の熊本地震で被災した熊本城の瓦を外壁・内装塗料として再利用する「Eco Kawaraコート(熊本城瓦)」を、それぞれ発売する予定だ。
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