神戸電鉄の三木駅舎、デザインの投票始まる 三木市が3案提示・21年12月完成へ
- 2020/08/17
- 23:53
A案 レトロ風・焼失前風デザイン
2018年3月の火災で焼失した神戸電鉄粟生線の三木駅(三木市)の駅舎に代わる、新駅舎のデザインを決める投票が始まった。建設費の一部負担を予定している三木市が3案(図=いずれも三木市提供)を提示。投票を呼びかけている。日常的に三木駅を利用する人でなくても「北海道から沖縄まで、三木駅に関心を持つ多くの人に投票してもらいたい」(三木市の交通政策課)という。投票は1人1回まで。9月15日まで投票を受け付ける。
B案 モダン風デザイン
神戸電鉄の三木駅は、1938年(昭和13年)に三木福有橋駅として開業。当時は終着駅だった。三木〜小野間の延伸(1951年)やホーム延長など時代に合わせて駅舎も建て替えられたが、2018年の火災で焼失した後は仮設の駅舎で営業を続けていた。駅舎再建に向けて実施したアンケートでは、「城下町風」「モダン(斬新・現代風)」「焼失前の三木駅舎、明治〜昭和初期風の合計」がそれぞれ30%前後で拮抗したことから、三木市が3パターンのデザイン案を用意した。
C案 城下町風デザイン
投票方法は4種類。インターネット、投票用紙を投票箱へ投函、投票用紙を郵送、投票用紙をファクシミリで送信、の中から好きな方法を選ぶ。投票は記名式で、個人名だけでなく法人名や団体名での投票も可能だが、1人1票のみ有効だ。投票用紙は三木市のホームページからダウンロードできる。
新駅舎は2021年12月の完成をめざす。三木市によると新駅舎には駅務スペースに加え、三木市観光協会が入居。加えて市民トイレも設ける予定だ。駅務スペース以外の部分は三木市が建設費を負担する計画だ。建設費を見積もるためにも、早めに駅舎のデザインを決める必要があるという。神戸電鉄と三木市の間で、建設費の負担割合(床面積の分割割合)などは今後、協議して詰める方針としている。駅前ロータリーなどは駅舎完成後に順次整備を検討する。
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