大日本住友株が4日続落 厚労省部会、神戸アイセンター「網膜シート移植」了承も

20191231神戸株ワッペン

 12日の東京株式市場では大日本住友製薬(4506)が4日続落した。終値は前日比28円安の1486円だった。日経平均株価が取引時間中に一時2万2000円の節目を下回るなど、相場全体が下落する流れの中で、日経平均に採用されている同社株も売りが優勢だった。武田(4502)、アステラス(4503)の下げ幅が拡大するなど、中外薬(4519)以外の医薬品株に利益確定の売りなどが先行する流れにも押された。

 厚生労働省の専門部会は11日、人工多能性幹細胞(iPS細胞)から光を感じる視細胞を作製し、患者の網膜に移植する神戸市立神戸アイセンター病院などの世界初の臨床研究計画を了承した。京都大iPS細胞研究所から提供されたiPS細胞から視細胞のシートを上に加工するのが大日本住友だが、厚労省部会の了承に意外感はないとして、積極的な株価材料にはならなかったようだ。

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