ノーリツが大幅安 1〜3月期の最終赤字を嫌気、通期も赤字幅拡大の懸念で

20191231神戸株ワッペン

 18日の東京株式市場でノーリツ(5943)が大幅安。終値は前週末比99円(8.03%)安の1134円と、この日の安値引けだった。前週末15日の大引け後に1〜3月期の連結決算を発表。最終損益が64億円の赤字(前年同期は3億2500万円の黒字)と収益悪化を嫌気した売りが出た。国内での構造改革費用に加え、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた海外での需要後退の影響を受けた。

 2020年12月期の連結業績予想は2月13日に示した従来予想を据え置いたが、新型コロナの影響は「合理的な算定が困難」として織り込まなかった。このため海外での需要減などが4月以降も継続することを考慮すると、最終損益は会社予想である46億円の赤字(前期は15億円の黒字)から赤字幅が拡大する懸念もある。市場では、事業構造改革の成果などを見極めたいとの声も出ていた。

 18日の大幅安でチャート分析の一目均衡表では、同日終値が抵抗帯とされる「雲」の下限を下回った。需給の悪化が意識されやすく、当面は値ごろ感だけで株価の持ち直しが期待できるか微妙だ。

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