ノーリツ、撤退のシステムキッチンなど永大産業に7月売却 1月から協議

 ノーリツは23日、撤退を発表していた住設システム分野のうち、システムキッチンと洗面化粧台の開発・生産を東証一部上場の住設メーカーである永大産業に売却すると発表した。23日付で事業譲渡契約を結び、7月1日付で事業を引き渡す。両者は1月29日にシステムキッチンなどの事業譲渡で協議に入ると発表していたが、事業譲渡の範囲や条件などが確定した。ただ売却額は明らかにしていない。

 事業譲渡の範囲は、ノーリツの全額出資子会社であるアールビー(茨城県土浦市)の事業のうち、群馬県前橋市のキッチンライフ事業所で手がけていた事業に相当する。アールビーは08年から永大産業からシステムキッチンの製造を受託していたため、既存事業との相乗効果も期待できると判断した。永大産業は引き受けた事業を、新たに設立する子会社「関東住設産業」に運営させる。

 ノーリツが撤退する住設システム分野は2019年12月期の売上高が121億円だった。このうち今回売却するシステムキッチンと洗面化粧台の事業の売上高は29億円。売却の対象は施設や設備、機器などの動産に加えて土地や建物など不動産、さらに製造中の仕掛かり品や生産資材の在庫なども含む。永大産業に移る負債はないという。ノーリツは住設システム分野からの撤退で、塩水空調分野に経営資源を集中する。

 今回の事業売却は「2020年12月期の連結業績予想に織り込み済み」(コーポレートコミュニケーション部)としている。

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