モロゾフ、「株主優待券」以外も選択可能に 個人株主の利便性向上ねらう
- 2019/03/20
- 18:04
モロゾフは20日、店舗などで割引が受けられる株主優待券以外も選択できるよう、株主優待制度を変更すると発表した。100株以上500株未満を保有する株主の場合、従来は10枚つづりの優待券を100株あたり1冊、年に2回配布していた。今後は配布の時期を年に1回とし、半年以上継続して保有していることを条件に20枚つづりの優待券を5冊か、2000円相当の自社商品を選べるようにした。
優待券は百貨店に入居する店舗などでは使えないケースもあるため、居住地の近隣に優待券を使える店舗がない個人投資家も、株主優待が活用できるよう利便性を高めるのがねらい。基準日は毎年7月31日として、今年の7月31日に株主名簿に氏名が記載された株主から適用する。加えて公式ネット通販の優待割引は年4回。従来は半年に2回だった。500株以上を保有する株主、3年以上保有する株主は、さらに優待する(表)。
保有期間は半年ごとに作成する株主名簿に、同じ株主番号で掲載されたかどうかで判別する。2回以上連続で記録された株主が株主優待の対象。7回以上連続で同じ株主番号で掲載されると、3年以上保有している株主とみなす。優待品などは11月下旬に発送する。モロゾフは同時に、2019年1月期末の配当金を従来予定通り50円にすることを決めたと発表した。
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