アシックス株が大幅安 前回安値を下回り見切り売りが加速

20180823神戸株アイコン

 8日の東京株式市場ではアシックス(7936)が3日続落。終値は前日比81円(5.60%)安の1366円と、大幅安になった。一時は1357円まで下落した。取引時間中の日経平均株価が約3週間ぶりに一時2万1000円の節目を下回るなど相場全体が下げた影響を受けた。さらに同社株は前回の安値である2月22日に付けた1551円を下回って始まったことで、見切り売りが加速した面が大きい。

 前日は国内事業会社で初めてになる、資金使途を環境や社会の持続可能性に寄与する事業に限定する5年物の普通社債「サステナビリティボンド」の発行条件を決めた。これについて「負債での資金調達自体は、資本効率の改善という観点から買い材料」との指摘があった。同社は2月13日に2018年12月期の最終赤字を発表したが、今期は黒字を回復する見通し。業績悪化への警戒感などで売られて付けた、昨年12月26日の昨年来安値(1300円)までは下げずに出直りを期待する声も聞かれた。

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